技術士

技術系の国家資格に「技術士」というものがある。
私は一般企業に勤めているが、有資格者できちんと登録もしている。
世間ではあまり知られていないが、技術系の国家資格としては最高峰である。
弁護士や税理士などと同じように扱われてもおかしくないランクなのだが、独占業務がない、つまり、この資格を持っていないとできない業務というのがないのである。
技術であるからその分野は様々で機械や電気、建設、情報・・・と多岐にわたっており、資格も分野ごとに認定される。
約20分野ほどに分かれているが、有資格者、受験者ともに約半数が建設関係の分野である。
これは、建設分野でこの資格が重要視されるからである。
建設分野の企業は国から仕事を受けることが多々あるが、その際に社内の技術士人数が会社の格付けとして役に立つのである。
残念ながら私は建設関係ではない企業に所属しており、企業内でのメリットというのはほとんど受けていない。
しかしながら技術士仲間の会合に参加することで非常に有益な刺激を受けてきた。
人脈を広げるとも言えるが、その広げた人脈から自分自身が受ける刺激のほうが役立ったというのが実感である。
先日、久しぶりに某会合に参加したが、メンバーもすっかり変わってしまい、顔見知りは数人。
昔に比べると少しスケールが小さくなったような気もするが、会社の中の集まりとは一味違う空気は健在だった。
この年齢になると自分が刺激を受けるよりもより若人に刺激を与えていかなければならないと思うが、自分自身としてもまだまだ活性化していきたいと思う。

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